白浜鍾乳洞|千葉の洞窟・鍾乳洞

白浜鍾乳洞|千葉県


【概要】
昭和29年3月31日に千葉県の指定天然記念物となった白浜鍾乳洞は、千葉県最南端である野島埼の一角に存在していますが、現在は二重の柵で入口が封鎖され入洞が出来ない状態になっています。白浜鍾乳洞のすぐ横には「涼源寺の滝」もあり、千葉県唯一の鍾乳洞となっていますが、案内板などが無いため観光客はほとんどいません。
【白浜鍾乳洞の詳細】
白浜の鍾乳洞は白浜町白浜字小滝にあります。高さ1.6メートル、奥行5.0メートル、広さ20平方メートルの大きさで、石灰地帯にできる普通の鍾乳洞に比較して規模は小さいものです。地質は、中新世千倉累層の泥岩からできています。洞穴壁には、鍾乳石・石筍・石柱が形成されています。
この鍾乳洞は、海水によって洞穴に貝化石が多数堆積していたため、鍾乳洞に変じたもので、炭酸ガスを含んだ水が貝化石を溶解して炭酸石灰の溶液となり、岩層を透過して風のため水分と炭酸ガスを失い、再び不溶解性炭酸石灰を生じ、それにより長い間に鍾乳石・石筍が形成されたものと思われます。
付近の人々は、「乳神様」として、この洞穴の点滴を茶碗に取って飲むと乳が出るという民間信仰を持っています。願いのかなった人達は、甘酒を泰礼に奉納したということです。
(『白浜町の指定文化財』より引用)

千葉県指定天然記念物 白浜の鍾乳洞 昭和二十九年三月三十一日指定
この鍾乳洞は、中新世千倉累層の泥岩から出来ているもので、奥行五メートル、高さ一・六メートルであり、壁には鍾乳石、石荀、石柱が形成されているが、規模はさほど大きくない。
これらの鍾乳石等は、洞穴周辺の岩石のカルシウム分を溶かしこんだ地下水が、洞穴壁ににじみ出て、水分が蒸発することによりカルシウムが沈澱し、形成されたものと考えられ、石灰岩地帯における鍾乳洞とは異なる。
また、洞穴の奥には、不動明王像がまつられ、乳の神として効があるといわれて信仰されている。
平成十五年三月 千葉県教育委員会 南房総市教育委員会
(※現地の説明板の内容を引用)

名 称
 白浜鍾乳洞
場 所
 千葉県南房総市白浜町白浜 14039-1
入洞料
 ―
時 間
 ―
駐車場
 なし
備 考
 入口閉鎖のため入洞不可
観光度
マニア度

【地図】

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